生活水について

人間の体は水でできているの?

私たちの体は「水でできている」といってもおかしくないくらい、多くの水分を含んでいます。 成人男子の水分量は60%、成人女子で55%、幼児で70%、新生児では75%もの水分を含んでいるのです。 そして老人になると50%に減ってしまいます。 生まれたばかりの赤ちゃんや子供の肌は、水分をたくさん含んでいるので、みずみずしく、ハリがありますが、 年を重ねるにつれ肌はカサカサになってきます。 これと同じことが体の中でも起こっています。体の中の水分が老化とともに減っていくという事実から、 生命と水がいかに深い関係にあるかがわかります。

生活水について 水は私たちの体を出入りしているの?

人間の体からは、1日約2リットルの水分が出ていきます。
その内訳は尿や便としてが1.1リットル、呼吸や汗で0.9リットルです。 水分が出ていくばかりでは、脱水症状を起こしてしまいますから、補給もしなければなりません。
そこで飲料水として1リットル、食物に含まれる水分から1リットルと合計2リットルの水分を補給しています。 つまり、私たちは毎日2リットルもの水を体に入れたり出したりしていることになります。

生活水について 水は私たちの体を出入りしているの? 生活水について

体内での水の主な役割は、

・血液やリンパ液として体内を循環しながら、栄養素や酸素を運搬する
・老廃物を排泄する
・体内のペーハーや体温を一定に保つ

など、人間が生きていく上でなくてはならない重要な働きをになっています。

特に妊婦さんや赤ちゃんにとって水は重要です。

なぜ、妊婦さんが飲む水は重要なの? 生活水について

妊娠中のお母さんは、お腹の赤ちゃんに十分な栄養を与えるため、食生活に気を配っていると思います。
また、栄養のバランスだけでなく、食品添加物の少ないもの、有機農法の野菜を・・・と、「なるべく体に良いもの」をとろうと心がけてもいることでしょう。
でも赤ちゃんは、お母さんが食べる食物だけでなく、お母さんが飲む水の影響も受けるのです。

赤ちゃんは、胎盤を通して酸素や栄養物質をお母さんからもらいます。
胎盤は、赤ちゃんにとって有害な物質をシャットアウトする働きをもっているのですが、シャットアウトできる物質は限られており、ニコチンやアルコールなどはフリーパスで赤ちゃんに取り込まれてしまいます。

現代社会は、さまざまな有害物質を生み出しており、中には人体への作用など、まだ解明されていないものも数多くあります。 最近、よく話題にされる「環境ホルモン」などもそのひとつです。
このような物質から赤ちゃんを守るためには、妊娠中のお母さんは、食物だけでなく「どんな水を飲むか」が重要です。

なぜ、赤ちゃんが飲む水は重要なの? 生活水について

生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳かミルクが栄養源ですから、体の割にはたくさんの水分をとっています。 たとえば、生後1ヶ月の赤ちゃんは、1日に600〜800mlのミルクを飲みます。 これは、実に体重の20%に相当します。1ヶ月のトータルでは18〜24リットルものミルクを飲んでいます。
ミルクの大部分は水ですから赤ちゃんは、小さな体で、こんなにたくさんの水を飲んでいることになります。
赤ちゃんには、「有害物質の入ってない安全な水」でミルクを作ってあげたいですね。
また、お母さんが母乳をあげる場合、妊娠中と同じように、お母さん自身が「有害物質の入ってない安全な水」を飲むことが重要です。

沸騰させても有害物質は除去できない
ミルクを作る時はいったん沸騰させたお湯を使うのが一般的ですが、水道水の中には、沸騰させても除去できない 有害物質が数多く入っています。塩素やトリハロメタンは、沸騰後も5〜10分沸かし続けると揮発されますが、 有機塩素化合物や重金属などの不純物は除去することはできません。

それでは、どんな水が理想なのでしょうか。

妊婦さんや赤ちゃんにとっての理想の水ってどんな水? 生活水について

妊婦さんや赤ちゃんにとって理想の水は、有害物質の混じっていない「安全な水」です。 妊婦さんや赤ちゃんは、どんな水を飲むかによって影響を受けやすい時期ですから、 有害物質をできる限り取り除いた安全な水を飲むことが大事です。

粉ミルクに最適な水は?

赤ちゃんのためには、有害物質の混じっていない安全な水であるだけでなく、 カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分のない水が最も適しています。
粉ミルクには、赤ちゃんに必要な栄養素が最適バランスで配合されているので、そのバランスを崩さないためには、有害物質だけでなくミネラル分の入っていない水が最適です。
ミネラルは体に必要だからと、ミネラルの多い水でミルクを作ると、栄養バランスを崩すだけでなく、ミネラルの過剰摂取になってしまい、赤ちゃんの体に負担をかけてしまうことになります。


屋久島の天然水
長寿で知られる、鹿児島県の屋久島には、有害物質を含まず、ミネラル分の含有も少ない天然水があります。 いわゆる純水に近い水で、赤ちゃんのミルクを作る水として最適な条件を備えています。
また、屋久島の豊かな水は、屋久杉の原生林を脈々と流れ続けており、中には樹齢7000年を超える杉もあります。

水道水は安全でしょうか。

水道水を飲んで大丈夫?

かつては、日本ほど水資源に恵まれている国はないといわれてきました。 日本中どこでも水道の蛇口をひねれば、美味しい水が飲めた時代がありますが、 今は、あちこちで「水がまずくなった」という声が聞かれます。 日本の水はまずくなっただけでなく、いろいろな物質で汚染されてしまっています。 水道水の元となる、水源が汚れてしまったからです。

水道水を飲んで大丈夫? 水道水にはどんな物質が入っているの?

上の図のように河川や地下がいろいろな物質で汚れてしまっています。 このような汚れた水が、浄水場に集められて、浄化されるのですが、この時、塩素をはじめ、たくさんの化学薬品が使われます。 化学薬品が汚れと結びついて、あらたな有害物質になることもあります。 右の表は、水道水含まれている有害物質の一部及び、検出されたことのある細菌です。 その他にも解明されていない未知の物質が入っている可能性もあります。

水道水にはどんな物質が入っているの?

安全な水を飲むためには浄水器が必要です。
数ある浄水器の中で最も危険物質を除去するR.O.膜(逆浸透膜)を採用した浄水器を次ページでご説明いたします。

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